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母の苦悩、子どもの風邪の受診の判断が難しい
子どもってすぐ風邪ひきますよね・・・そして長引きますよね。
熱は無くて、咳だけ、鼻水だけ、くしゃみだけ・・・
これはいつまで続くの?本当に治るの?と思うほどに長い時も。
そんな症状の時に悩むのが、(いつ)病院を受診するかどうか。
「子ども 症状 受診 目安」で何回も検索したことがあります。
平日の昼間、かかりつけ医が開いている時間帯なら、
病院に電話して受診した方がいいか問い合わせることもできますが、
何故だか症状って小児科の受診受付終了後の夕方~夜中に悪くなったりするんですよね。
夕方頃から段々と悪くなってくると
「このまま様子見で大丈夫?」「夜中に急激に悪化したらどうしよう」
と心配になるのが親心です。
自分の判断で、病院に行かなかったことで重症化してしまったら!?という思いと、
大したことないのに病院に連れて行って、別の風邪貰ってくるんじゃないか!?という思いとで
いつも板挟みです。
夜中にどうしても判断がつかず、#8000、#7119に電話したこともあります。
例え症状が軽くても、心配事がある時に気軽に受診できればいいのに!!
そしたら無駄に悩むこともなく、時間も有効に使えるはず。
オンライン診療、アプリで受診のきっかけ
2022年の夏から秋への季節の変わり目に風邪をひいた我が子二人が、
交互に風邪をひいて、移しあって風邪をこじらせているような状況でした。
良くなってきたかと思えば、ぶり返した症状がすぐに悪化して、
ついに夜中も咳でむせて目が覚めるほどになってしまった上の子。
でもそれが土曜日の夜でした・・・
熱は無い、もうすぐ薬も無くなりそうだけど、夜間病院に行くほど緊急でもない、
かと言って月曜日まで様子をみるのも、日曜も、特に夜がまた心配だしなぁ・・・
と考えているときにふと思い出したのが、オンライン診療アプリでした。
最近はテレビCMで見かけることもありますよね。
そうこう悩んでいるうちに、上の子すやすやと眠れたようなので、
次の日にアプリを利用して受診することを決めました。
アプリはダウンロードしていたものの、利用したことはなかったので、
予約時に住所や生年月日、保険証や医療証の登録をしました。
やっぱり症状を対面で、咳の音や顔色、喉の赤みなど診てもらった方がいいだろうと
往診の予約をしました。(アプリ上で○○市往診対応となっていたので)
しかし我が家は対象外地域だったようで、その旨コールセンターより直接お電話いただきました。
他に選択肢もなかったので、そのお電話で、オンライン診療に変更・予約の手続きをしてもらいました。
またその際、「処方箋の扱いができる近くの薬局を教えてください」と言われたのですが、
私は日曜日に開いている処方箋対応の薬局を見つけられませんでした・・・
やむを得ず、薬は月曜日の朝一で取りに行けるよう、近くの薬局を指定しました。
日曜日に開いている、処方箋対応の薬局を知っていると親レベルアップかもしれません(笑)
大きい病院の中にある薬局とかは日曜日もお薬だしてくれるのかな?
オンライン診療を受診した感想
まず感想一言目は、受診して良かった!!!
これは夫婦一致の意見です。
受診前は、「オンラインで受診ってどうなんだろうね?(疑いの眼差し)」
「喉とか見れないし、胸の音も聞けないよね?」
という不安感の方が大きかったのですが、見事に覆され、
また利用したいという結果になりました。
何より一番良かったと思えたのは、【詳しく話を聞いてもらえたこと】
これが安心感につながりました。
病院の受診って、待ち時間がすんごく長くて、診察時間1分・・・
「はい、喉あーん・・・うん、赤いね」
「もしもしするよ、・・・うん、胸の音は綺麗ですね」
「喉と鼻の炎症を抑える薬だしときますね~」
(咳、咳の音を聞いてもらいたいのに・・・!)
子ども「・・・(咳とまってる)」
ということありませんか?
確かに喉も見てもらった、胸の音も聞いてもらった、
でも診察中に限って、肝心の咳が一個も出ない!
咳の音凄いのに!咳の音聞いてもらったら酷さ伝わるのに!
あぁ、診察終わっちゃった・・・
まぁ先生に診てもらったし、薬を飲めば大丈夫だろう・・・
と無理やり自分を納得させて薬局へ向かう。
というのもあるあるじゃないでしょうか?
今回のオンライン診療では、喉を見たり、胸の音を聞いたりできない分、
しっかり話をして判断してくださったという印象でした。
「症状はいつから、どうあるのか」
「いつ頃症状が酷くて、何が困っているのか、何が心配か」
「薬は合っているのか」
時間にして約5分~くらいだったと思いますが、
心配なことを話せて、どうすればいいのか具体策を教えてもらえて
気持ちの面で不安なことが解消された満足度が高かったです。
詳しく話をしている間に、無事に(?)子どもが咳をしたので、
咳の音を聞いてもらうこともできて、
「あ~結構酷いですね、、まだ〇日ぐらい、長ければ〇週間は
咳続くかもしれませんが、段々と良くなると思います。
長く続いて心配な時はまた受診してください」
親としてはここまで言ってもらえると安心なんですよね。
もちろん、対面受診の先生も聞いたら教えてくれるだろうし、
話せば聞いてくれるとは思うのですが、私の場合、
他に受診を待っている人もたくさんいて、看護師さんたちも慌ただしく動かれてると、
「風邪ごときで貴重な時間をとらせたらいけない」
って自分が勝手に急いちゃって、不完全燃焼なまま終わってしまうんです。
その点、オンライン診療では、画面に映っているのは先生のお顔だけ。
つまり、
・周りのバタバタしている様子は見えない
・他の、体調を崩してぐずっているお子さんの声も聞こえない
・我が子も慣れている自宅で、目の前に先生がいるわけではなくリラックスしている
親子共々、変に気を遣わず、落ち着いて受診することができました。
薬は、処方箋をFAXにて、指定した薬局に送ってくださるので、
薬局からの連絡を待って、準備が出来次第、取りに行けばOK!
私は九州に住んでいるのですが、今回診てくださった先生は
東京の病院の先生でした。
だから何というわけではないのですが、なんか凄いなと感動しました。
本当にただの感想ですが、小児科が少ない地域や、病院が少ない地域など
色々あると思います。
今の時代、こうやってネットさえ繋がれば、どこにいてもいつでも
お医者さんに診てもらえる、薬もだしてもらえる。
こんなに安心で便利なサービス、利用しない理由がないと思います。
オンライン受診のデメリット
オンライン診療のデメリットとして考えられるのは、2点あります。
- 受診料について
自治体によって異なると思いますが、私の住んでいる地域では、子ども医療証というのがあって、毎月の受診料の上限が決まっています。
ありがたいことに、この自治体による医療補助も利用可能です。
【各病院、毎月〇〇円まで】となっているので、かかりつけ医に出向いて受診すれば、同じ月であれば何回受診しても限度額の○○円です。
しかし、オンライン診療の場合、アプリに登録されている、どこの先生が診てくださるかはわからないので、毎回違う病院を受診したということになるので、同じ月にアプリを利用したとしても、受診ごとに限度額〇〇円がかかるんじゃないかと思います。
- かかりつけ医にできない
アプリに登録されている先生はたくさんいらっしゃって、こちらから先生を指定することはできません。
往診やオンライン受診を予約したら、コールセンタースタッフさんが手配をしてくださって、受診という流れなので、毎回同じ先生に診てもらうということが難しくなります。
オンライン受診で見てくださった先生が良かったから、かかりつけにしたいと思っても、今回私が利用したケースのように、かなり遠方の先生という可能性もあります。
それでも、病気の子を連れて、病院まで出向く労力を天秤にかけたら、自治体の医療補助も使えて、自宅で診察を受けられるのはありがたいですよね。
オンライン診療のまとめ
平日の昼間に病院の受診を考えるなら、まずはかかりつけ医かなと思います。
これまでの受診履歴、成長履歴も踏まえて総合的に判断してくださったり、受付の方や看護士さんとのお喋りも私は息抜きになったりするので。
ただ、今回のようにかかりつけ医の開いていない時間帯、土日祝や夜中に受診を考えた時は、オンライン診療をおすすめします。
子どもの受診の判断、とても難しいですが、時と場合に応じて、選択肢をたくさん持っておく、知っておくというのが大事かなと思います。
まだ利用したことがない、という方も、いざという時に備えてダウンロードだけでもしておくとお守り代わりになるかもしれません。